syouta0406の日記

サッカー好きな大学生

2024年明治安田生命J1リーグ開幕戦 町田ゼルビア vs G大阪 in町田GIONスタジアム 【マッチプレビュー:ガンバファンからの視点】

・スタメン

 町田ゼルビア  (監督:黒田剛) (システム:4-4-2)

 GK 1谷晃生

 DF 6鈴木準弥 14チャン・ミンギュ 5ドレシェヴィッチ

 MF 39バスケスバイロン(➡望月ヘンリー海輝) 45柴戸海

    8仙頭啓矢 26林幸多朗

FW 10ナ・サンホ(➡藤尾翔太➡藤本一輝) 7平河悠 

   90オ・セフン(➡下田北斗

 

G大阪  (監督:ダニエル・ポヤトス) (システム:4-2-3-1)

GK 22一森純

DF 3半田陸(➡唐山翔自) 4黒川圭介 5三浦弦太 20中谷進ノ介

MF 9山田康太 15岸本武流(➡松田陸) 

16鈴木徳真(➡倉田秋) 23ダワン(➡ネタ・ラヴィ)

FW 13坂本一彩(➡宇佐美貴史

 

・試合結果

町田ゼルビア 1 vs 1 G大阪

17分:鈴木準弥(町田ゼルビア;PK)

84分:宇佐美貴史G大阪:FK)

 

前半

前半は終始、町田ペースのゲーム展開であった。町田のスタイルとしてロングボール・スローインとオ・セフンの相性は良く、高い位置に押し上げることに成功していた。また、ガンバは自陣でのプレッシングによりなかなか相手陣地でプレーをすることができない状況が続いた。試合が動いたのは12分、岸本武流がボールロストし、平河悠のスルーパスからナ・サンホが裏に抜け出し、中に入れた際、中谷のハンドを取られ、PKになり、鈴木準弥がど真ん中に蹴り、町田が先制。このPKに関し、1つの審議してほしかった点がある。岸本武流にボールが渡る前にダワンが林幸多朗から足を踏まれている。選手自身は球際を大事にすると考えると妥当なプレーの範囲だが、審判の位置やダワンが倒れていることを考慮するべき点からVARでハンドが判断されたことに懐疑的になってしまう。シュート本数としても、町田が13本。ガンバが2本。シュートから見ると町田がペースを握っていることがよくわかる。

 

後半

 後半は互いに攻めあぐねていたが53分にファン・アラーノのスルーパスから岸本武流のシュート。惜しくも、枠外だったが、初めて良い形でチャンスをつくることができたのではないだろうか。後半の分岐点として仙頭の退場だろう。1点リードではあるが、後半15分の退場は町田としては厳しかった。65分の鈴木徳真からのロングボールから宇佐美貴史が抜け出すがドルシェヴィッチを倒したとしてプレーが止められる。ガンバ視点としてはプレー続行して、ファールであればゴール取り消しの方が決定機位だったことからまだ納得いけたのかなと思う。この試合、一番の見どころは、81分で町田ゴール前で山田康太がファール取ったことで得たフリーキックであろう。今季からコーチに就任した遠藤保仁コーチの現役時代を彷彿させてくれる左上隅の谷晃生が届かないフリーキックが吸い込まれた。これで去年の開幕戦に続き2年連続の開幕戦ゴールである。この後から、ガンバの怒涛の攻撃があったが、決めることができず試合終了。

 

総括

前半のPKに関して、ハンドを取ったことは妥当であった。しかし、球際の際、遅れて脚を蹴っている点から、ファールを取るべきであった。ここで、VARはなぜ進言しなかったのかとなった時にルール上、VARが介入できるのは、ボールを奪った時点からしか介入できない。そのため、VAR側としては介入できなかったことが言える。この数年、VARが導入されてからも審判の誤審ではないかと懐疑的になってしまうことが多い。毎度のように、この後、ジャッジリプレイで解説されるが改善される気配がない。試合の流れをコントロールする必要があるのであれば、日本独自の審判のルールを導入すべきではないか。

 町田は両サイドの攻撃の部分で勝負強さが特によかった。個人の能力で勝負できることでチャンスを作ることができていた。町田としては、前半に1枚イエローカードをもらっていた仙頭が後半の早い段階に退場となったことはとても痛かったであろう。この時間帯からガンバが変化した。宇佐美貴史が入ったことにより、中盤のエリアでキープし、唐山翔自や山田康太のマークが緩くなり、全体的にプレーがしやすくなったのではないだろうか。この試合では、宇佐美貴史スーパーフリーキックがあったが、フルタイムで考えると中谷進ノ介の貢献度は大きいだろう。PKを献上したことは痛かったが、その後、ゴールに向かうボールをクリアし、昨シーズン失点が目立っていた守備陣としては目立ったミスが減ったのではないだろうか

 前述したとおり、今シーズンも審判の気分次第のレフェリングが続くと思うと、本来のJリーグのサッカーの美しさが損なわれてしまうのではないだろうかと懸念してしまう。